こんにちは!熊本市中央区で日本一真っすぐ走る行政書士の湯上裕盛です。
「建設業が使える補助金:小規模事業者持続化補助金編」ということで、僕が支援した、電気工事業の方が、小規模事業者持続化補助金を使って電動工具を買いました。
今回はこれについてお話をしようと思います。
申請に必要な要件
まず、小規模事業者持続化補助金というのは従業員要件があります。
小規模事業者でなければいけないことという要件があり、その定義のうち建設業は「製造業その他」に入るので、従業員20名以下、ここがまず一つの申請できるかできないかという判断の一つになります。
今回のお客様の問題
今回の電気工事業のお客様でまず相談を受けたときに、「電動工具がほしいんだ」という話を聞きました。
「なぜ電動工具が欲しいんですか?」と聞くと、「いま仕事はいっぱい来てるけど、工具がなくて…。元請から電動工具を借りたりとか、もしくはリースをして使っている状態だ」という状況でした。
売上を作るために元請けから電動工具を借りてくる手間、借りれない可能性、それで失注する可能性があったのです。
さらに、リースとかレンタルで借りているということは、使うたびにお金が発生してたというボトルネック(課題)があったわけです。
お客様の問題点をまとめると、次のようになります。
1.電動工具が無く、道具を借りる手間がかかっている
2.工具が借りられない場合、仕事の失注のリスクがある
3.道具のレンタルには費用(リース等)がその都度発生している
小規模事業者持続化補助金の使い方
お客様から「この課題が解決できて、自社で電動工具を持っていたら、スピーディーに、道具が借りられない可能性も、使う都度お金払う必要もなく仕事が出来るんです」という相談を受けました。
この話を受けて「もうめちゃくちゃいいですね!それです!それ!そういう使い方ですよ、小規模事業者持続化補助金というのは!」という話をしながらヒアリングさせて頂いて、話を進めていきました。
今回の申請では50万円の補助金をもらい、次の2点を購入しました。
・電動工具(60万円くらい)
・エビパンチャー(配管に穴をあける工具)
小規模事業者持続化補助金の申請に欠かせないストーリー作り
今回、僕が支援させて頂いたお客様は、電気工事業で、分電盤とか精密設備とか、社会のインフラになるような工事をされています。
ですが、これまでは肝心の工具が無くて失注してたりとか、工具を借りる度にお金を払っていました…というボトルネックがありました。
さらに「依頼はいっぱい入ってるけども、断らざるを得ない状況である」という状態でもありました。
今回のアドバイスによって「電動工具とエビパンチャーを買って自社で導入したらこれぐらいの利益が上がるんですよ」というのが明確に見えたとのこと。
そこで、「それらを自社で購入して内製化のようにしていきたい」というストーリーで作らせていただきました。
小規模事業者持続化補助金のポイントとは
小規模事業者持続化補助金にはポイントが2つあります。
①販路開拓
②販路開拓とともに行う業務効率化の取り組み
今回の例は、やや業務効率化に偏っていました。
そこに対して「これを持つことで販路が広がる」という紐付けをして、今回事業計画を書かせて頂いて、導入支援させて頂いたというお話でした。
まとめ
今回は、「建設業が支える補助金:小規模事業者持続化補助金編」というところで、電気工事業のお客様を事例を紹介させて頂きました。
今回のポイント
・申請に必要な要件を満たすことが重要 →小規模事業者、従業員20名
・申請のポイントは2つ →販路拡大と業務効率化の取り組み
・申請にはストーリー作りが重要
2022年度の補助金はもう始まっています!
令和4年度は小規模事業者持続化補助金が結構リメイクされて、去年の<コロナ特別対応型>、今年の<低感染リスク型ビジネス枠>はなくなるのですが、色々な制度が出来ています。
- 通常枠
- 成長分配強化枠
- 新陳代謝枠
- インボイス枠
金額も50万円~200万円ということですごく大きい予算が取られてます。
補助金は、使わなければ誰かが使って予算が無くなっていくというものです。
もし小規模事業者持続化補助金を活用して何か販路開拓をしたい、業務効率化するために機械設備が欲しいという場合は活用を検討してみてください。
しかし、全員補助金貰えるという話ではありません。
事業計画を書いて、それが「売り上げに繋がりそうだね」「この投資はすごく有効だね」って審査員に思われた場合、採択されて国から支援してもらえます。
もし、こういう事やってみたいというのがあれば、問い合わせ頂けたらご支援ご相談させて頂きたいと思います。
この支援制度を活用して設備投資の金額を減らしていく経営にもプラスになると思います。
このHPでは企業の設備の投資金額を減らす取り組みについて補助金を活用していくお話をしています。
尚、YouTube動画でもお話させていただいていますので、ぜひ見に来て下さい。気に入っていただけたらチャンネル登録もよろしくお願いします!!
さいごに
今回は、建設業の小規模事業者持続化補助金活用事例【電動工具を買う】についてお話させていただきました。
もし、小規模事業者持続化補助金をお考えでお困りの場合はお気軽に当社までお問い合わせください。
ノーサイド行政書士法人は認定経営革新等支援機関として事業計画策定のプロとして経済産業省の認定を受けています。
特に熊本県内の事業者様は手厚くサポートできるかと思います。
以上、熊本市中央区で日本一真っすぐ走る行政書士でノーサイド行政書士法人の湯上裕盛でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!!
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