
こんにちは!熊本で行政書士をしている湯上裕盛です!
【2025年最新版】中小企業省力化投資補助金って何がスゴい?
についてお話したいと思います!どうぞよろしくお願いします✨
【2025年最新版】中小企業省力化投資補助金完全解説|対象者・対象経費・注意点をまるっと解説!
人手不足に悩む中小企業に朗報!
中小企業省力化投資補助金は中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある設備を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより省力化投資を支援します!国から最大1億円の補助金でロボットやAIの導入を支援する注目の制度です!
省力化投資補助金とは?
中小企業の人手不足対策・自動化投資を支援する補助金
省力化・省人化・生産性向上がキーワード
制度のポイント
- 従業員数6~20人の場合:最大1,500万円(賃上げ要件を満たす場合2,000万円)
- 従業員数101人以上の場合:最大1億円
- カタログ型よりも柔軟なオーダーメイド導入が可能
対象企業と補助金額
補助事業の実施場所が日本国内に必要
申請できる主な事業者
・中小企業(資本金・従業員数で判断)
・小規模事業者(従業員5人~20人)
・特定非営利活動法人
・社会福祉法人など
対象外の例
・みなし大企業(資本関係で大企業に支配されている企業)
・交付決定前に契約・発注を行った事業者
・暴力団・違法業者・類似事業の使いまわし
従業員数別補助金上限額
従業員数 | 基本上限額 | 賃上げ加算後 |
---|---|---|
5名以下 | 750万円 | 1,000万円 |
6〜20名 | 1,500万円 | 2,000万円 |
21〜50名 | 3,000万円 | 4,000万円 |
51〜100名 | 5,000万円 | 7,000万円 |
101名以上 | 8,000万円 | 1億円 |
補助率の仕組み
補助率は補助金額によって変動する複雑な構造になっています
中小企業の場合
- 1,500万円まで:補助率1/2
- 1,500万円超:補助率1/3
小規模事業者の場合
- 1,500万円まで:補助率2/3
- 1,500万円超:補助率1/3
計算例(従業員50名で3,000万円獲得の場合)
1,500万円まで(1/2):設備投資3,000万円で1,500万円補助
1,500万円超の部分(1/3):設備投資4,500万円で1,500万円補助
合計:7,500万円の設備投資に対して3,000万円の補助金
対象となる設備・投資内容
全て専用設計であることが原則となります!
対象設備例
ロボットアーム
自動包装機
自動倉庫
搬送装置
AI画像検査装置
IoTセンサー
OCRシステム
業務管理のクラウドシステム(専用開発)
自社の現場に合わせたオーダーメイド設計である必要がある
重要な注意点
「オーダーメイド設計」の定義
ICT・IoT・AI・ロボット・センサーを活用して単一もしくは複数の生産工程を自動化するために外部のシステムインテグレーターとの連携などを通じて事業者の業務に応じ設計された機械装置やロボットシステムのこと
汎用的な機械や単なるPCの購入は対象外となるため注意が必要です。
申請に必要な5つの要件
一般型では以下の全ての要件を満たす必要があります
- 労働生産性:年平均成長率4%以上の向上
- 給与支給総額:年平均成長率2%以上の増加
- 事業場内最低賃金:地域別最低賃金より30円高い水準を維持
- 省力化指標:業務時間の削減率の提示
- 投資回収期間:算出と根拠の提示
従業員数が21名以上の場合は次世代育成行動計画による策定と公表が必要
申請に必要な書類一覧
基本書類
GビズID プライム(取得に1週間以上必要)
履歴事項全部証明書
納税証明書(直近3期分)
決算書(直近2期分)
役員名簿
株主・出資者名簿
計画関連書類
事業計画書
賃上げに取り組むための計画書
賃金引き上げに係る要件確認書
省力化指数・回収期間の根拠資料
金融機関確認書(借入れがある場合)
設備関連書類
導入予定の機械装置の資料・カタログ
設備の見積書(2社以上が望ましい)
設備の仕様書
書類作成の注意点
・書類の不備は不採択になりますので注意
・絵に描いた餅ではなくデータに基づいた根拠資料の作成が重要
・GビズIDの取得に1週間以上かかるため早めに準備を!
申請の流れと注意点
申請から補助金受給までの流れ
GビズID取得
取得に2週間程度
書類作成・準備
事業計画書作成
電子申請
jGrants
交付決定
審査通過後
設備導入
契約・発注
補助金受取
実績報告後に入金
重要な注意点
交付決定前の発注・支払いは対象外となります
まとめ
省力化投資で今が始めどき
少子高齢化が進み深刻な人手不足に直面する日本において、この課題を乗り越えるためには思い切った投資による自動化・効率化が不可欠です
生産性向上:人的リソースを創造的な業務へシフト
処遇改善:効率化で生まれた余力を賃金アップに
持続的成長:環境変化に強い企業体質の構築
この機会を逃さずぜひご検討ください!!
さいごに
Weekly News「教えて!ゆうせい行政書士」をご覧いただきありがとうございます。この記事では、認定経営革新等支援機関である私が週ごとに出来事や仕事の中で得た情報、補助金の話、現場のゴリゴリしたお話などををシェアしています。
ラインに登録してください!

定期的に様々な情報を提供しています。当社は熊本県にありますが、オンラインでのzoomや相談も可能となっております。これからも補助金情報を追いながら、皆さんのビジネスの発展をサポートしていきます。動画でも詳細を解説していますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。
それでは、次回もお楽しみに!
コメント