みなさんこんにちは、日本一真っすぐ走る行政書士でノーサイド行政書士法人の湯上裕盛です。
熊本県内でも第6波によりまん延防止等重点措置の延長が決まりました。
これからもまだWithコロナ・ポストコロナの時代が続くことが懸念されます。
そんなポストコロナを踏まえた新ビジネス等がテーマの補助金、小規模事業者持続化補助金の<低感染リスク型ビジネス枠>について、以前お話しさせて頂きましたが、
今日はその採択が決定した後に提出しなければならない『実績報告書』についてお話ししたいと思います。
採択されるまでに、事業化計画などの書類作成も大変だったと思いますが、実は採択が決まった後も提出しなければならない書類がいくつかあります。意外とこれも大変で、申請までは自分でしたけど、採択決定後のこの実績報告は、専門家に任せた…という方もいらっしゃいますので、今日はこの実績報告書について、簡単に説明します。
補助金申請から補助金振込みまでの流れ
まずは補助金の申請から入金までの大まかな流れをご紹介します。
①Jグランツによる申請
②採択
③交付申請・交付決定
④補助事業の実施
⑤補助事業実施期間までに事業完了
⑥実績報告書を提出
⑦補助金精算払請求書を提出
⑧補助金振込
このように、補助金は申請して採択されたら終わりではありません。
②の採択決定後も、申請書類の不備があると事務局から指摘が入り、書類の訂正が入ります。そのやり直しをしてもう一度書類を提出し、事務局からOKが出たら、その後にやっと③交付決定通知書がきて、それから補助事業に取りかかることが出来ます。特に最近は補助事業経費についての詳細について追加資料を求められることも多く、年々厳しくなってきていると感じています(もちろん何もなければ、採択決定後すぐにそのまま交付決定となります。)
そして補助事業が終了した後に、⑥実績報告書の提出が必要になります。補助金は後払いなので、決められた期限内に補助事業を完了させ、その期間内に支払まで完了しておく必要があります。
最近この実績報告書の不備が大変多くなっているそうで、せっかく採択されて、補助事業も行ったのに、実績報告書の不備があると補助金をもらう事ができませんので、注意が必要です。
実績報告書について
採択後交付決定を受け、計画していた事業が終了した後、補助事業者は定められた期日までに、補助事業の実施内容と経費内容(支出内容)を取りまとめた実績報告書をJグランツで提出しなければなりません。
実績報告書の提出期限は、補助事業が完了した日から起算して30日以内、または実績報告書最終提出期限のいずれか早い方の日付に間に合うように、必要書類を提出しなければなりません。
実績報告書提出期限【厳守】
- 第1回公募申請分:交付決定日から2022年 3月 10日(木)まで
- 第2回公募申請分:交付決定日から2022年 5月 10日(火)まで
- 第3回公募申請分:交付決定日から2022年 7月 10日(日)まで
- 第4回公募申請分:交付決定日から2022年 9月 10日(土)まで
- 第5回公募申請分:交付決定日から2022年 11月 10日(木)まで
- 第6回公募申請分:交付決定日から2023年 1月 10日(火)まで
※実績報告書提出期限までに提出がないと、補助金の支払ができなくなりますので、十分にご注意ください。
実績報告書の提出、経費登録システムの登録後、事務局は必要な提出物がそろっていること、全て補助対象経費となる支出が適正になされていることの確認を行います。
実績報告時に必要な提出書類
実績報告書提出期限までにHP記載の提出書類をPDFやJPEGファイルで準備し、Jグランツ上で提出します。(経費登録システムの登録)
必要な書類は経費によって異なりますので事務局HPをご覧ください。
実績報告書(様式第8)
これは、申請の時に出した事業計画を元に、補助事業を実施しているはずですので、それを見ながら記入すれば、そんなに難しいことは事ではないと思います。
報告書のなかに記載する項目は
- 補助事業名(補助金交付決定通知書の日付を記載のこと。)
- 事業期間
- 実施した補助事業の概要
- 事業の具体的な取組内容
- 事業成果(概要)
- 本補助事業がもたらす効果等
- 本補助事業の推進にあたっての改善点、意見等
以上の項目を入力するようになっています
最初に提出した申請書を元に、今回はその結果を、補助事業で行った事実を記入します。事務局のHPには、実績報告書を作成するための記載例(サンプル)も掲載されていますので、それを見ながら書くと、分かりやすいと思います。
サンプル↓↓
さいごに
今回は簡単に流れだけ説明させていただきました。補足したいことは沢山ありますが、色々読んでみましたが、日本商工会議所のHPには記載例や動画が掲載されており、かなり分かりやすく解説してあったと思いますので、是非一度ご覧になって頂くと参考になるかと思います。
実績報告書は、事業終了後に提出なので、この書類が必要になる…と、前もって知っておくと、事業を開始しながら書類をまとめておけますので、終了後スムーズに処理できます。まだ採択されてない方、申請を考えている方は、知っておくとよいかと思います。
以上、今回は小規模事業者持続化補助金の<低感染リスク型ビジネス枠>の、『実績報告書』について、お話させて頂きました。
ノーサイド行政書士法人では補助金の申請から入金までトータルでサポートしています。
特に熊本県内の事業者様へは直接の面談など、手厚くサポートできるかと思いますのでわからないことがあれば遠慮なくお問い合わせください
それでは、熊本市中央区で日本一真っすぐ走る行政書士でノーサイド行政書士法人の湯上裕盛でした!!
ありがとうございました!!
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