【2024年2月3・4週目】教えて!ゆうせい行政書士/Weekly News

Weekly News

こんにちは!熊本で行政書士をしている湯上裕盛です!

2024年2月3・4週目のWeekly News「教えて!ゆうせい行政書士」のお時間です。

今週は

  1. 事業再構築補助金の採択発表がありました
  2. 小規模事業者持続化補助金の採択発表がありました?まだ

  3. 中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金
  4. 熊本県地域交通燃料価格高騰対策事業(タクシー・自動車運転代行業R6.2受付開始分)

以上の4本立てでいきたいと思います!どうぞよろしくお願いします✨

事業再構築補助金の採択発表がありました

トップページ | 事業再構築補助金
事業再構築補助金は、ポストコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。

事業再構築補助金の発表について

ついに事業再構築補助金の発表が2月13日にありました。

11回の採択結果:9,207社の応募がありましたが、その中から2,437社が採択されました。

採択率26.4%

私は事業再構築補助金を第1回目から11回目まで全て支援していますが、今回の採択率が最も低いものでした。

最も低いと言われていた、第1回目の採択率は約33%

その後は、コースによっては通りやすいものもありましたが、平均的には4割〜5割程度の採択率でした。

その中で、今回の採択率26%というのは非常に低いと感じました。

補助事業者のリスト
  • 地域
  • 会社名
  • 事業計画
  • 認定支援機関の名前

などがすべて公開されています。

『注意』

採択された事業計画を見て、営業の電話がかかってきます!

例えば、補助事業で厨房設備の購入のことを書いていると

営業電話

「厨房設備ってどこで買うか決まってますか?」

特に飲食店の事業転換に関する営業電話が多いと聞いております。

 

リストを見ると、九州ブロックや北海道、東北、関東など、各地域で分かれています。

さらに、日本標準産業分類における業種別の計画も確認できます。

これらの情報を活用して、どのような事業が採択されているかを分析することができます。

興味がある方は、この概要についての資料をご覧ください。

補助金交付候補者の採択結果 | 事業再構築補助金
事業再構築補助金交付候補者の採択結果を、最新公募回分と一部過去の公募回分掲載しています。

採択後の流れ

採択された方は、まずオンライン説明会への参加が義務付けられています。

※不参加の場合は交付申請に進めませんので、注意してください

補助金交付候補者向けオンライン説明会詳細こちらから

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/info/11th_saitaku.html

この説明会では
  • 事業再構築補助金の概要
  • 提出書類
  • 交付申請の手続き
  • よくある不備
  • 取り消しになること

について詳細が説明されます。

説明会中には試問が行われ、正解しなければ交付申請に進めませんので注意が必要です。

※回答に誤りがあった場合は再度説明会に参加し、新たに試問の回答をしていただくこととなります。

回答が承認され、事業者情報を登録しないと交付申請を受け付けません。

説明会の日程は、第20回まで公開されています。
  • 参加は無料ですが、補助金交付候補者として採択された方は必ず参加するようにしてください。
  • 参加は、ZOOM(事前予約は不要です)
  • 事業者情報登録フォームURL

https://cxhub.jp/koufukouho/index.html

※事業者情報の登録は説明会当日の17:00までとなります。

説明会では、交付申請に必要な経費明細表などのエクセルファイルのダウンロード方法も説明されます。

電子申請フォームにログインし、条件付採択が出ていれば該当するエクセルファイルをダウンロードしてください。

電子申請システムの詳細はこちら

https://jigyou-saikouchiku-shinsei.jp/login.aspx?ReturnUrl=%2f

事業再構築補助金のその後の手続きや詳細については、詳しい動画を撮影する予定です。

もしご興味がありましたらお問い合わせください。

小規模事業者持続化補助金の採択発表について

現在第14回小規模事業者持続化補助金の採択未発表

小規模事業者持続化補助金申請は12月12日(火)でした。

それから2ヶ月半ほど経過しています。

通常であれば、補助金の発表は大体2ヶ月ちょっとで発表されています。

個人的な予想では

2月22日木曜日に発表されるのではないかと思っていましたが、出ませんでした。

その後も明日出るだろうという期待が続いていますが、まだ発表がありません。

次の撮影時には発表があるかもしれませんので、ご注意ください。

次の15回の申請は既に受付が始まっています。

締切は3月14日木曜日です。

「原則」商工会議所に行って様式4をもらいます。

事業支援計画書の受付期限は3月7日です。

採択された場合は、交付決定までの修正や事業実施が必要です。

不採択だった場合はすぐにリベンジに移らなければなりません。

非常にタイトなスケジュールですので、皆さんご注意ください。

賃金引き上げ枠で申請している事業者の方々への注意点

前回までは賃金引き上げが30円でしたが、今回から50円に増額されています。

従業員が多い会社では相当な固定費の増加につながる可能性があるため、申請するかどうかの判断が重要です。

中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金

中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化などの大規模成長投資補助金 | 経済産業省
積極的な設備投資や拠点の新設で、労働生産性を高める取り組みをサポートします。「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」は、地域の雇用を支える中堅・中小企業が、足下の人手不足等の課題に対応し、成長していくことを目指して行...

概要

公募開始は令和6年3月上旬、締め切りは令和6年4月〜5月ごろの予定です。
その後審査(プレゼンテーションを含む)を経て令和6年6月~7月頃に採択発表

※これはスケジュールの目安ですので、ホームページをご覧ください。

「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」は、

新しく今年度、来年度からの予算で始まるものです。

地域の雇用を支える中堅・中小企業が、足元の人手不足等の課題に対応し、成長していくことを目指して行う大規模投資を促進することで、地方における持続的な賃上げを実現することを目的としています。
  • 補助金で拠点設立や大規模投資を実施
  • 事業の拡大生産性向上
  • 持続的な賃上げにより従業員への還元優秀な人材確保も可能に

補助対象者:中堅・中小企業(常時使用する従業員数が2,000人以下の会社等)

1番のポイント

補助対象要件
①投資額10億円以上(専門家経費・外注費を除く補助対象経費分)
②補助事業の終了後3年間の対象事業に関わる従業員1人当たり給与支給総額の伸び率(年平均成長率)が、事業実施場所の都道府県における直近5年間の最低賃金の年平均成長率以上

補助対象経費:建物費(拠点新設・増築等)、機械装置費(器具・備品費含む)、ソフトウェア費、外注費、専門家経費

※建物費は生産設備等の導入に必要なものに限ります。なお、土地代は対象外です。

公募要領(補助金のルールブック)はまだ出ていません。

公募要領を見てみないと詳細は分かりませんが、おそらく設備投資に関連する経費が対象です。

補助対象経費は、幅広く対象になるというのが印象です。

以上が概要ですが、公募要領が出た際には詳細な情報を提供できると思います。また、別途動画を撮影する予定ですので、そちらもご期待ください。

他の補助金との違い

ものづくり補助金では、革新性のある設備やサービス開発が重視されます。

事業再構築補助金では、顧客層の変化を促す取り組みや、日本標準産業分類の中で異なる分野に展開することが求められます。

  • 新事業で売上高が10%以上のものを作ってください
  • 新事業で既存事業の50%を上回るような売り上げを上げてください

※細かな要件があります。

中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金では、従業員の賃上げを中心に据えたものであり、新規事業の売上増や既存事業の売上比率を上回るような要件はありません。

「従業員の賃上げをすること」に焦点を絞った補助金であるという印象を受けます。

考え方としては、補助金を得られるから申請するのではなく、「積極的に従業員を増やし、給料を適正に上げていく」という方針で、取り組んでいる事業者を対象とした補助金です。

例えば
新しい生産工場を設立するなどの計画がある場合には、この補助金が非常に適しています。

ただし、具体的な公募要領が出ていないため、詳細な判断は難しいです。

事業期間:交付決定⽇から3年以内(補助事業終了後の賃上げフォローアップ期間は3事業年度分)

6年越しのプロジェクトになります

補助上限:50億円(補助率1/3以内)

※例えば、10億円の投資に対しては3億3,330万円が支給されるイメージです。

大規模な投資を行う場合には、最大で150億円の投資に対して50億円が支給されます。

※全体の予算額が3,000億円(令和8年度までの国庫債務負担)と設定されています。

予算額3,000億円を考えると、全員が50億円の投資を行った場合、そのうち60社が補助を受けることができます。

一方で、全ての企業が最低ラインの10億円以上の投資を行った場合、約850社が補助を受けることができると推測されます。

したがって、150億円の投資を行う会社の数については、この予算規模から推測することができます。

補助金に関する概要資料は、さまざまな情報が提供されています。興味がある方はぜひ参照していただきたいと思います。

都道府県別の直近5年間の最低賃金の年平均成長率

例えば
熊本県では年平均成長率3.3%となっています。
この成長率は、補助金の申請時点から3年後の成長率を考慮するための指標となります。

補助金の公募要領によって、この成長率の基準年度が直近の年度なのか、補助事業終了年度なのかが明確に定義されています。

一般的に、補助事業終了年度までの間に、最低賃金の年平均成長率が要件を満たす必要があります。この場合、おそらく3年後の最低賃金の年平均成長率が9.9%に達する必要があります。

補助対象経費は、幅広く活用できる傾向があります。
一般的には、設備投資が基本的な支出となりますが、具体的な支出項目は補助金の公募要領や申請書類で詳細に定義されています。

これらの内容については、動画で詳しく解説する予定ですので、またそちらでご紹介します。

熊本県地域交通燃料価格高騰対策事業(タクシー・自動車運転代行業R6.2受付開始分)

https://www.kumamoto-inf.jp/
※熊本県専用の支援事業です

タクシー・自動車運転代行業向けの補助金

燃料高騰の影響を緩和するため支援する補助事業です。

熊本県から支援策が出ています。

1.支援額ガソリンを使用する車両
保有台数×38,000円
2.軽油を使用する車両
保有台数×37,000円
3.オートガス(LPG)を使用する車両
保有台数×11,000円
4.ガソリン及びオートガス(LPG)の両方を使用する車両
保有台数×25,000円
5.電気を使用する車両
保有台数×8,000円

※保有台数は、対象期間(令和5年10月から令和6年4月)に熊本運輸支局に登録されている台数とする。但し、対象期間の全てにおいて車検が切れている車両は対象外とする。

この補助金では、車両の種類や保有台数によってもらえる金額が変わります。

自動車運転代行業者にも同様の支援が提供されます。

申請書類はウェブサイトからダウンロードし、記入の後、申請期間である令和6年2月15日〜5月31日までに提出する必要があります。

注意
行政から直接「御社対象なので申請してください」という指示があることはありません。

補助金は、知っている人が積極的に活用するものであるため、自ら申請することが重要です。

申請方法や必要書類はウェブサイトで詳細が公開されています。

書類の提出方法:郵送または持参での提出になります。

記入例も提示されています。

申請漏れがないよう、対象となる方々は積極的に申請してください。

まとめ

以上、今週の4点についてお話をさせていただきました!

  1. 事業再構築補助金の採択発表がありました
  2. 小規模事業者持続化補助金の採択発表がありました?まだ
  3. 中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金

  4. 熊本県地域交通燃料価格高騰対策事業(タクシー・自動車運転代行業R6.2受付開始分)

さいごに

Weekly News「教えて!ゆうせい行政書士」をご覧いただきありがとうございます。この記事では、認定経営革新等支援機関である私が週ごとに出来事や仕事の中で得た情報、補助金の話、現場のゴリゴリしたお話などををシェアしています。

ノーサイド行政書士法人は認定経営革新等支援機関として事業計画策定のプロとして経済産業省の認定を受けています。特に熊本県内の事業者様は手厚くサポートできるかと思います。

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それでは、次回もお楽しみに!

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