こんにちは！熊本市中央区で日本一真っすぐ走る行政書士の湯上裕盛です。
今回は「建設業が使える補助金ものづくり補助金編」ということで、土木工事の事業者様が3Dレーザースキャナーを導入した事例をご紹介させて頂きます。
ものづくり補助金とは
まず、ものづくり補助金を簡単にご説明いたします。
革新性のあるサービスや生産プロセスの改善に対して国が補助してくれるものです。
今回の事業者様から頂いたご相談として、
「3Dレーザースキャナーを導入したい」ということでした。
3Dレーザースキャナーとは？
近年、建設業界では「i-construction（アイ－コンストラクション） 」という言葉がずっと言われています。
※参考※「i-constructionとは」
https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/index.html（国土交通省）
これは簡単に言うと「人がやらなくて良いことは機械でやろうよ（機械による自動化）」ということです。
そこで、3Dレーザースキャナーで何が出来るかというと、地形の測量です。
土木工事では、工事の前に地形の測量が必須です。
その際、重機で掘る前に二人一組で測量機を覗いて測量して、それを基に図面を描いています。
そこから地形を削る角度や量、作業工数、土量を運び出すためのトラックの台数や往復量などを計算していく必要があります。
しかし、3Dレーザースキャナーがあれば、測量データを全てパソコンに落とし込むことが出来ます。
こうしてパソコン上で全て計算して測量することが出来るので、コストも大幅に削減することが出来るのです。
このような取り組みをICT化とかi-constructionということで、いま国は動いています。
土木事業者にとってのi-construction化とは？
土木事業者にとって、ICT化やi-construction化のスタートは「地形の測量」です。
このような地形の測量は、これまでほとんどが専門の測量会社に外注が必要でした。
当然、コストもそれなりにかかります。
ですが、このレーザースキャナーを導入すれば、設置して測量するだけで大きく生産性が向上し、同時に外注費のコストも減らせ、その分、新たなサービスが作れるのです。
以上の理由から、今回の土木事業者様でも3Dレーザースキャナーを希望され、導入に至りました。
3Dレーザースキャナーの価格相場
今回導入を決定したのは「TOPCON製」の機器です。
他にもFARO製やLEICA製の機器もありますが、どれも値段相場は一台で1,300万円〜1,500万円ほどします。
それを500万円の自己資金で、残りの1,000万円は国から補助して導入ができると、企業としては非常に大きいですよね。
まとめ
以上、今回はものづくり補助金の活用事例として、土木事業者様が3Dレーザースキャナーを導入された話をご紹介しました。
ポイント
・国は建設業者の「i-construction化」を推進している
・土木事業者にとってのi-construction化は「地形の測量」
・ものづくり補助金で高額な3Dレーザースキャナの導入が実現
・3Dレーザースキャナの導入で事業のi-construction化を実現
補助金の申請には、それぞれに定義や条件があります。
それらの定義や条件を満たすストーリーを事業計画書で表現することで採択される可能性が高まります。
難しそうだと諦めずに、一度、当事務所にご相談をください。
尚、YouTube動画でもお話させていただいていますので、ぜひ見に来て下さい。気に入っていただけたらチャンネル登録もよろしくお願いします！！
さいごに
ノーサイド行政書士法人は認定経営革新等支援機関として事業計画策定のプロとして経済産業省の認定を受けています。
特に熊本県内の事業者様は手厚くサポートできるかと思います。
以上、熊本市中央区で日本一真っすぐ走る行政書士でノーサイド行政書士法人の湯上裕盛でした！
最後まで読んでいただきましてありがとうございました！！
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